第3回目:子供の歌と情景 第3回は、風景と子供の歌と題して書かせて頂きます。 セーヴェルーやグリーグ等、ノルウェーの曲を勉強していると、改めて自然の景色を楽しむ心の余裕について考えさせられます。 満員電車に揉まれ人の波の中へ。大都会を人にぶつからないように上手にすり抜けて歩き、ビルばかりの中、青い空に目もくれず。ストレスいっぱいになって帰ってきてもテレビやネットの光の中に追い立てられあっという間に寝る時間。でも神経が苛立ち、疲れていても眠れない・・・。あぁ・・・大人の世界って・・・うぅっ・・・。 以前、ある学生が言ったショックな事を思い出します。 時代と共に幼稚園で扱う歌も多様化しているので、ポピュラーな歌かな?と思っても案外知らない子が多くいます。この歌は、たまたまその学年では誰も知りませんでした。 私はまず驚き、次の瞬間カッと頭に血がのぼり、それから何だか悲しくなりました。 その日の帰り渋谷を急ぎながら、ふと、このコンクリートの中に小さい花が咲いていても、 その子のお陰で、綺麗な花や風景に出会った時、子供の歌やピアノのメロディを意識的に頭に浮かべる様になりました。 |
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これを機に、普段身近にあるお花や風や自然を気に留めて頂ければ幸いです。 な〜んて、偉そうに書いてますが、画像の立派なあじさいに癒されていた所、足長バチに襲われそうになりました・・・恐い恐い・・・。 |
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