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コンサート・レポート

VOL.1

2008年1月25日ノルウェー王国大使館にて
“ペール・ギュント組曲”ピアノ独奏版出版記念コンサート(全2回公演)を行わせて頂きました。

当日は会場最大限に出して頂いた席もほぼ満席。お陰様で大変盛況なコンサートとさせて頂きました。
今回はDVDやパソコンを使用し、ノルウェーやペール・ギュントに関する貴重な写真、画像等をご覧頂きながら
ピアノ独奏でのペール・ギュントの知られざる世界をご紹介させて頂くレクチャーコンサートです。

コンサート開演に伴い、昼公演ではノルウェー大使館参事官カーリ・ヒルト氏に、
夜公演ではノルウェー王国大使オーゲ・B・グルットレ氏にお言葉を頂き、
格調高くもアットホームな、大変素晴らしい雰囲気を作り上げて頂き、コンサートが始まりました。


プログラムは下記の通り進められました。

1.ノルウェーのメロディ 叙情小曲集より op.12-5
2.君を愛す        自作歌曲によるピアノ曲より op.41-3
3.ペール・ギュント組曲

  1)ハリング 叙情小曲集より op.47-4
  2)花嫁略奪 イングリッドの嘆き
  3)山の魔王の宮殿にて
  4)山の魔王の娘の踊り
  5)朝
  6)アラビアの踊り
  7)アニトラの踊り
  8)ソルヴェイグの歌

アンコール:トロルドハウゲンの婚礼の日(叙情小曲集より)

まず最初の2曲、ノルウェーのメロディと君を愛すは、スクリーンでDVDをご覧頂きながら、映像と音を楽しんで頂きました。
その後、グリーグとイプセンの関係、ペール・ギュントが誕生の経緯等を、画像と共にお話しさせて頂き、
いよいよペール・ギュントの物語と音楽の世界に入ります。

グリーグの名曲「朝」や「アニトラの踊り」はもちろんですが、「山の魔王の宮殿にて」のピアノ版はかなり迫力の曲!!
特にご好評頂きました。知られざる組曲「山の魔王の娘の踊り」のピアノ独奏版は、恐らくこの日が日本初演。
皆さん楽譜をご覧頂きながら、リズムを取りながら、様々にお楽しみ頂く事が出来ました。


♪「ペール・ギュントのお話しを初めて詳しく聞いて、曲の理解が深まった」
♪「写真や画像と共にお話しや演奏が聴けて、グリーグやノルウェーの世界が広がった。充実した時間でした」
♪「お話しがわかりやすく、面白く、曲しか知らなかったペール・ギュントの世界が広がった」
♪「あっと言う間の一時でした。大使館で頂いたフィドルのCDを聴いてみたら、コンサートの演奏の雰囲気そっくりで、
  ノルウェーの民謡が少し近づいた気がした。さっそくアニトラを弾いてみました」
♪「家に帰ってすぐに「山の魔王」を弾いてみました。講師演奏に使おうと思います」などなど・・・
本当に嬉しい皆様からのお声・反響も頂いております。

夜の部はフレンドリーで和やかな昼の雰囲気とは一転。今度はシックな装いです。
お客様皆様に格調高い正統派のコンサートを作り上げて頂きました。

昼公演にはイプセン研究の第一人者、成城大学の毛利三彌先生、音楽評論家の飯野尹先生、
夜公演には北欧の第一人者大束省三先生、百合子先生ご夫妻にもいらして頂く事ができ、大変光栄でした。

演奏後は大使館のご好意で、お茶とお菓子をご用意頂き、素敵なティタイムを持たせて頂きました。
様々な方との名刺交換、出会いの場になり、大変充実した、素晴らしい時間でした。

多くの皆様に支えて頂き、ご好評頂き、お陰さまで無事終えさせて頂く事が出来ました。
本当にありがとうございました。

最後に、今回主催でお世話になった株式会社アルテ・エスペランサの五月女社長、
ご協力頂いたノルウェー王国大使館広報の伊達朱実様、全音楽譜出版社の高木雅也さん、薙野さん他
多くのスタッフの皆様に助けて頂きながら、和やかであたたかい会にさせて頂けました事、心より御礼申し上げます。

当コンサートの模様は大使館HPはじめ、音楽雑誌「ムジカ・ノーヴァ」さん「ショパン」さん3月号にも掲載して頂きました。

写真は、夜の部のティ・タイムでオーゲ・B・グルットレノルウェー王国大使と撮って頂いたものです。


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